アメリカで旗艦店閉鎖の嵐が吹き荒れている。「カルバン・クライン(Calvin Klein)」が3月6日にコレクション事業からの撤退とミラノオフィスの閉鎖を決定し、さらにはニューヨークの旗艦店の閉鎖を発表したばかりだが、「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」がニューヨーク・五番街にある旗艦店を3月25日に閉鎖した。両ブランドはフィリップス・ヴァン・ヒューゼン(Phillips-Van Heusen)社の傘下であり、増加し続けるオンライン購入者に対応するためデジタルシフトをさらに加速させていくとみられる。
アメリカでは、「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie&Fitch)」が年内までに40店舗の閉鎖を発表し、「ギャップ(Gap)」も230店舗の閉鎖を予定している。「マークス&スペンサー(Marks&Spencer)」は2022年までに100店舗の閉鎖を決定している。