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旗艦店閉鎖の嵐 「カルバン・クライン」「トミー・ヒルフィガー」が旗艦店を閉鎖

Mar 26, 2019.高村 学Tokyo, JP
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SPRING2019TOMMYNOWより

アメリカの大手ファッションブランドで、相次ぐ旗艦店の閉鎖が進んでいる。

「カルバン・クライン(Calvin Klein)」は3月6日、コレクション事業からの撤退とミラノオフィスの閉鎖を発表したのに続き、ニューヨークの旗艦店を閉鎖することを決定。そして、3月25日には同じく「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」がニューヨーク・五番街に構える旗艦店の営業を終了した。

両ブランドは、米アパレル大手フィリップス・ヴァン・ヒューゼン(PVH)社の傘下にある。PVH社は、近年の消費者動向が店舗からオンラインへと大きく移行していることを受け、リアル店舗の戦略的見直しを進めているとみられる。

アメリカでは他にも、「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」が年内に40店舗の閉鎖を予定し、「ギャップ(Gap)」は約230店舗の縮小を計画している。「マークス&スペンサー(Marks & Spencer)」も2022年までに100店舗を閉鎖する方針を示しており、実店舗を維持する難しさが浮き彫りになっている。

旗艦店はブランドの「顔」として存在感を放ってきたが、今後はオンラインストアやソーシャルメディアを軸に、ブランド価値をどう維持・発信していくかが問われることになりそうだ。

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