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安倍晋三元総理、凶弾に死す

Jul 8, 2022.セブツー編集部Tokyo,JP
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安倍晋三元総理の公式インスタグラムから

参院選の投開票日を2日後に控えた7月8日の午前中に、安倍晋三元総理(67)の銃撃事件があり、日本中に衝撃を与えた。その後、奈良県立医科大学病院に搬送されたものの、17時3分死去した。死因は失血死。

7月6日から新型コロナウィルスの新規感染者数が一気に爆発的な拡大を見せ始めたところに、元総理を襲った銃撃事件が起き、日本中がなんとも言えない不安な思いに陥っているのではないだろうか。今後の捜査の進展を見守りたい。

新型コロナウィルスについてだが、7月6日は全国で4万5818人(東京8341人)、7月7日は全国で4万7977人(東京8529人)。全国で一気に2万人台から4万人台へ、東京で4000人台から8000人台へのジャンプである。これは完全に第7次感染拡大と言っていい数字だ。またまた地獄へ逆戻りなのか。すでにキャンセルに追われる旅行業界、ここにきて急ブレーキがかかった飲食業界、ファッション&アパレルの販売についても時差はあるが、同様の動きになりそうである。

さらに、気になるのが連続する大型倒産である。まず、創業1932年で90年の歴史を誇るアメリカの有名化粧品メーカーのレブロン社が6月16日に連邦破産法第11条(チャプターイレブン、日本の民事再生法に匹敵)を申請して倒産。負債は最大1兆3300億円に上る。日本でも人気の「レブロン」だが、コロナが終息の兆しを見せた今、倒産。

日本でも負債総額が1兆円を超える大型倒産があった。7月7日に東京地方裁判所に民事再生法の一つである簡易再生を申請した日産自動車系列の自動車部品メーカーのマレリホールディングスがそれ。負債総額は1兆1856億円。国内の自動車部品メーカーとしては過去最大だ。

コロナが終息に向かっている時になぜこうした大型倒産があるのか?これはコロナが終息に向かっていると考えられていたために、今まで政府を中心に給付金や無利子貸し付けが行なわれていたが、コロナ終息近しということで、こうした特別措置がなくなりつつあるのが原因のようだ。

7月5日付でニューヨーク州南部の連邦破産裁判所へチャプターイレブンを申請したスカンジナビア航空もそうした一例かもしれない。負債総額は573億スウェーデンクローナ(約7400億円)と見られている。

しかし終息近しと思われていた新型コロナウィルスが息を吹き返し、さらにとんでもない大型倒産が起こるケースが今後見られるかもしれない。

今日は元総理が凶弾に倒れるという重大事件が起き、重苦しい空気と悲しみに覆われてしまった日本だが、この困難な状況を乗り越えていかねばならない。

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