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ユナイテッドアローズが今年も通期予想を下方修正 一部商品は10〜20%値上げ

Feb 7, 2022.西岡愛華Tokyo, JP
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ユナイテッドアローズは2月4日、2022年3月期第3四半期の連結決算を発表した。連結売上高は869億400万円(前年同期比5.3%減、前々年同期比27%減)、営業利益は18億3700万円(前年同期は34億円の赤字、前々年同期比79.3%減)、純利益は12億9600万円(前年同期は30億円の赤字、前々年同期比72.4%減)だった。同社は第3四半期の結果を受け、通期業績予想を下方修正した。2021年の通期売上高は1217億1200万円で、2022年は1248億円に回復すると予想していたが、1174億円に下方修正した。なお今回の業績修正に伴い、今期の取締役賞与は全額不支給となり、4月以降に確定する今期業績の実績次第では取締役の月額報酬の減額も検討される予定だ。

グループ会社別で見ると、コーエン(2〜10月)は売上高70億円(前年同期比8.4%減、前々年同期比25.5%減)で減収減益。8〜10月の新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けた。ユナイテッドアローズ・タイワン(2〜10月)は売上高7億1000万円(前年同期比10.9%増、前々年同期比21.8%増)で増収増益だった。台湾国内でも実店舗は感染拡大の影響を受けたが、ネット通販の拡大により増収を実現した。

そして4日の決算発表会では、全品番のうち20〜30%の商品の10〜15%(一部20%)の値上げが発表された。主な要因は原材料費や物流費の高騰で、春物と秋物を中心に商品価格が見直される。一方、新たな需要の獲得を目的として、トレンドマーケットおよびミッドトレンドマーケットにおけるカジュアル商品の価格帯は下に広げられる。

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