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ワコールの第1四半期は30億円の最終利益もピーチ・ジョンが700万円の営業赤字

Aug 7, 2024.セブツー編集部Tokyo, JP
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ワコールは8月7日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高にあたる売上収益は464億6200万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は32億600万円(同17.6%増)、四半期利益は30億1700万円(同4.6%増)と減収増益だった。東京の浅草橋ビルの売却益を計上したことで営業利益が前年同期を上回った。

売上構成比で47.9%を占める主力のワコールの国内事業は、売上収益は前年比6.5%減となる222億3700万、ワコールの海外事業は同0.5%減となる187億4200万円、ピーチ・ジョン事業は同7.4%減となる25億6500万円となり、すべての事業が前年から減収となった。ピーチ・ジョン事業はタレントでモデルの藤田ニコルを起用してプロモーションを展開しているが、広告効果が想定を下回っているとしている。

ワコールの国内事業の営業利益は前年比94.1%増となる10億8900万円、海外事業は同11.3%増となる21億100万円と黒字だったが、ピーチ・ジョン事業が700万円の営業赤字(前年は1億3400万円の営業利益)となった。

中国ワコールの売上構成比は5.6%程度だが、第1四半期の売上高は前年同期から13.4%減となる25億8200万円で、個人消費の低迷が続いている。営業利益も8300万円の赤字(前年は1500万円の営業利益)を計上している。

ワコールの2025年3月期の連結業績予想は、売上収益は1830億円(前年比2.2%減)、営業利益は20億円(前年は95億300万円の赤字)、親会社の所有者に帰属する当期利益は32億円(同86億3200万円の赤字)とし、黒字回復を見込んでいる。

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