(株)エスカーダ・ジャパン(本社:東京都渋谷区 マリア・サヴィドゥ社長)は、7月28日に東京地裁に自己破産を申請し、7月29日に破産手続き開始決定命令を受けた。破産管財人は衞本豊樹弁護士(東京都千代田区内幸町 2-2-2 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、TEL03-5501-2111)。
同社は1981年11月に設立された旧エスカーダ・ジャパンを前身として、同社を一旦清算後に1994年に改めて設立され、ドイツの高級ファッションブランド「エスカーダ(ESCADA)」の婦人服販売を行っていた。帝国データバンクによれば2005年10月期には約52億円の年商を記録していた。
しかし2009年9月には本国ドイツ・ミュンヘンの本社が経営破綻し、海外法人の撤退・解散が進む中、コロナ禍による売り上げ減少がダメージとなって今回の破産申請になった。
負債は債権者約180名に対し、約4億2000万円。日本国内で展開されていた約20店舗は、7月29日付で全店舗閉店していた。