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「GU」が銀座で2店舗体制 柚木治社長が考える「GU」の出店戦略とは

Oct 20, 2022.セブツー編集部Tokyo,JP
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ジーユーの柚木治社長(中央)、両サイドはこの日の柚木社長のコーディネートを担当したおしゃリスタ(撮影:セブツー)

「GU(ジーユー)」を手掛けるジーユーは、東京都・銀座の「マロニエゲート銀座2」の5階に銀座エリアで2店舗目となる旗艦店「ジーユー マロニエゲート銀座店」 を10月21日にオープンする。売り場面積は約1,617平方メートルで、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーを取り扱う。「マロニエゲート銀座2」の1階から4階には国内最大規模のグローバル旗艦店「ユニクロ トーキョー」があり、「GU」「ユニクロ」の双方のブランドの買い回りもしやすい。ジーユーは、10月28日に大阪府・天王寺に「ジーユー 天王寺MIO店」、神奈川県・横浜に「ジーユー ルミネ横浜店」をオープンする予定で、10月20日に「ジーユー マロニエゲート銀座店」 で開催された内覧会には柚木治社長が登壇し、「GU」の出店戦略について説明した。

柚木社長は、消費者の購買行動の変化に注目しているという。コロナ禍を経てオンラインショッピングが一気に普及したが、ファッションは身にまとって新しい自分に出会う体験が重要だと考える。10月にオープンする3つの新しい店舗は、オンラインと融合した利便性と来店者へ付加価値の高い購買体験を提供するという、ハイブリッド型を目指した。

例えば、おしゃリスタと呼ばれる専門スキルを持ったショップスタッフだ。カラーコーディネートや骨格診断など、来店者のちょっとした悩みやニーズに応えるスタッフで、総勢2,000名いるうちの50名を「ジーユー マロニエゲート銀座店」 に配属した。オープン日から11月6日までは、特別イベント「FASHION STYLE CLINIC by GU」を実施し、「GU」のアイテムから自分に似合うファッションを診断できる特設ブースを設置する。

「GU」は、10月に米国ニューヨーク・ソーホー地区でポップアップストアを出店している。「GU」は現在アジアで約450店舗を展開しており、グローバルでのさらなる認知向上を目指している。銀座という街は海外での認知度が高く、今後インバウンド需要も見込んでいる。そのため、「ジーユー マロニエゲート銀座店」には、英・中・韓国語のバイリンガルスタッフを30名配置している。訪日外国人への免税サービスやパスポート割などを提供し、アプリ会員と同等価格で商品を購入することも可能だ。さらに、「ジーユー マロニエゲート銀座店」は丸の内などオフィス街も近く、仕事着需要なども期待できることから、銀座エリアでの2店舗併存は可能だと柚木社長は捉えている。

この日、おしゃリスタが実際にコーディネートしたアイテムを着用して登壇した柚木治社長は、「店舗での新たな体験を楽しんでほしいと思います。一人一人に寄り添う、そういうサービスを提供していきたい。GUの最先端の店舗の、付加価値の高い購買体験にご期待ください」と締め括った。

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