ニューヨークを拠点に活動するストリート・アーティスト「カウズ(KAWS)」が、中国で騒動に巻き込まれている。中国ブランドの「グウカ(Guuka)」が、「カウズ」本人の許諾のないままコラボを発表したのだ。「カウズ」は、ブライアン・ドネリー(Brian Donnelly)のアーティスト名で、目がバツマークの「コンパニオン」が「カウズ」の作品を象徴するキャラクターだ。日本でも巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS:HOLIDAY)」が開催されたばかりだ。中国では2019年6月に、「ユニクロxカウズ」のコラボTシャツの奪い合いが発生し、中国での「カウズ」人気を国内外に知らしめた。
だが、このコラボに対して、「カウズ」本人が自身のインスタグラムで「多くのがらくたブランドがコラボレーションをでっちあげている」と「グウカ」を名指しして完全否定した。一方の「グウカ」は公式ウェイボーで声明文を掲載。「ある企業から『コンパニオン』のキャラクター使用権を許可されている。そのため今回のコラボレーションは違法行為ではありません。しかし、ブライアン・ドネリーとはコラボはしていません。これ以上、誤解されることのないよう、『グウカ』は現在その企業と連絡を取っています」とコメント。