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Global|ケリングの2019年第3四半期は前年比11.6%の増収 「グッチ」など傘下の全メゾンが増収

Nov 14, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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ケリング(KERING)グループの第3四半期(7-9月)の売上高は前年同期比11.6%増(為替変動の影響を除いた比較可能ベース)の38億8460万ユーロ(約4622億円*)だった。エリア別ではアジア太平洋(16.6%増)、西ヨーロッパ(12.2%増)、日本(12.0%増)が好調を持続し、傘下の全メゾンが増収になった。直営店の売上高は12.0%増、卸は8.7%増、オンラインは20.1%増だった。

同グループの最大ブランド「グッチ(GUCCI)」はアジア太平洋地区が貢献し11.3%増の23億7470万ユーロ(約2825億円*)。増収が続くが、成長率は1〜3月の20.2%増、4〜6月の12.7%増と比べると減速している。

「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」は10.7%増の5億650万ユーロ(約672億円*)。「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」は、新クリエイティブディレクターのダニエル・リー(Daniel Lee)のコレクションが貢献し、2年ほど続いた不振から6.9%増の2億8430万ユーロ(約338億円*)と増収に転じた。その他のメゾンは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」が貢献し、16%増の6億1230万ユーロ(約728億円*)。ブランドメゾン以外のその他の売り上げでは、他社ブランドの製造も行っているケリングアイウェアがシェアを拡大し29.1%増と貢献して、24.8%増の1億680万ユーロ(約199億円*)だった。

 

*1ユーロ=119円換算(11月14日時点)

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