「COTERIE NewYork」は毎年ニューヨークで開催され、ファッションデザイナーと流通バイヤーが北米市場進出のための足掛かりとするB2B(企業間取引)が主体の博覧会だ。
現地を取材した韓国メディア「MONEYTODAY」によると、金建希氏は尹大統領が国連総会に出席するのに同行して訪米し、あわせて国際ファッション博覧会を訪れた。
金建希氏は、博覧会に参加した韓国ブランドの一つである「リイ(RERHEE)」の2024春夏のコレクションからトレンドの黒のタイをあしらった白いシャツに黒のパンツスーツを着用。同ブランドの黒いショルダーバックを合わせ、洗練されたスタイリッシュな姿を披露した。
また韓国ブランドブースを個別に訪問し、自国デザイナーを激励するとともに、各ブランドの説明を聞きながら、衣装を見たり、着用したりしていた。
■関心は「持続可能性」
金建希氏が特に関心を持っているのは「持続可能なファッション」分野だ。7月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席のための外遊では「Bye Bye Plastic bags(バイバイプラスチックバック)」と書かれた布製のエコバックを持参した。
今回の博覧会では絶滅危機動物のためのTシャツ製作・販売、環境にやさしい素材の使用、アップサイクリング製品の生産など、各ブランドが力を入れるさまざまな社会的活動について話を聞いた。
韓流は音楽に限らず、化粧品や食品など、多様な分野で存在感を増している。ファッションもその大きな柱だ。韓国のデザイナーらは金建希氏に「今や韓国は過去とは異なりファッショントレンドをリードしている。海外顧客も韓国人の好みを反映した韓国的なスタイルを探したりする」と手ごたえを語った。
「世界の若者が、韓国の多様で自由な文化に大きな好感を持っている。それだけ韓国のライフスタイルを盛り込んだK-ファッションの人気も高い」
一過性ではなくライフスタイルをも包括したK-ファッション、金建希氏もその広がりに期待を寄せる。金健希氏がK-ファッションの拡大を、どこまで後押しできるか。引き続き、注目を集めそうだ。