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Japan|コーセーが研究開発拠点を一元化 創業の地・北区王子で「先端技術研究所」を本格稼動

Jul 16, 2019.高村 学Tokyo, JP
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「先端技術研究所」

コーセーは、1年9ヶ月に及ぶ工期を経て、北区王子に研究開発拠点である「先端技術研究所」を2019年3月に竣工、7月から本格稼動した。北区王子は創業者である小林孝三郎が同社の前身である小林合名会社を創業した縁ある場所だ。2026年に創業80周年を迎えるコーセーは、中長期ビジョン「VISION2026」で売上高5000億円、プレミアム市場における世界ランキング8位の目標を掲げているが、その実現に向けて高いオリジナリティと付加価値のあるロングセラー商品をここ創業の地を拠点として研究開発していく。

「先端技術研究所」は、延床面積約4300平方メートルで、地上3階、地下1階の構成で、約220名のスタッフが勤務する。外壁には6万個以上の白いレンガが積み重なり、デザイン性を重視しながら景観にも配慮されている。林昭伸・執行役員研究所所長は、「常識や前提にとらわれないイノベーションで、お客さまにとって良いものを継続的に創出し、日本でアジアでそして世界でコーセーファンを広めるための原動力となること」を研究所全体のビジョンとして掲げている。

また、石塚由紀子・価値創造研究室主任研究員は、「先端技術研究所」の基本機能は3つあると説明する。まず、最先端皮膚科学を元に美白や老化に関する研究を推進すること、AIなど新たな技術を獲得しこれまでの延長線にない価値を生み出すこと、そして先端技術に基づくグローバル品質保証体制を推進することだ。iPS細胞を用いた皮膚の再現による皮膚科学の研究も価値創造研究室で推進していくという。

2017年には、イノベーションの最適地とも呼ばれるフランスのリヨンにも研究所の分室を設け、グローバル市場における研究開発も加速させていく。企業の競争力の源泉は、まさに研究開発(Research and development、R&D)であり、開発力こそがコーセーの強みだ。機動的な研究所が本格稼動したことで、グローバル市場でその強みがさらに発揮されることだろう。

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