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メニコン創業者の田中恭一氏が死去 コンタクトレンズ産みの親

Mar 13, 2024.tokyo, JP
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メニコン シアターAoiビル外観

メニコン創業者で名誉会長の田中恭一氏が3月10日、名古屋市内の自宅で老衰のため死去した。92歳だった。葬儀は近親者のみで営んだ。後日、「お別れの会」を行う予定。

田中恭一氏は1931年愛知県出身。国民学校高等科を卒業後、名古屋市内の老舗眼鏡店に就職した。常連客のアメリカ将校婦人との出会いがきっかけとなり、コンタクトレンズの研究に没頭するようになる。その後1951年に日本で初めてとなる角膜コンタクトレンズの開発に成功。1952年に起業し、コンタクトレンズメーカーとしての礎を築いた。

日本コンタクトレンズ協会の会長を務めるなど、業界の発展に大きく寄与した。1995年には、産業の振興や社会福祉の増進などに優れた業績を挙げた者に贈られる、藍綬褒章も受賞している。

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