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第1四半期の最終利益が9割減となった三陽商会の株価が12%マイナスと大幅下落

NEWJun 30, 2025.高村 学Tokyo, JP
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2026年2月期の第1四半期決算を発表した三陽商会の株価が6月30日、前週金曜日の終値から12.23%下落となる363円安で取り引きを終えた。この日、東証プライム市場で一番の下落率だった。今年に入って三陽商会の株価は3000円台を回復していたが、第1四半期決算が大幅な減益となり嫌気され、6月30日の終値は2606円だった。

三陽商会の第1四半期決算は、売上高は145億800万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は3600万円(同95.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3600万円(同93.8%減)となり、最終利益は9割減だった。三陽商会は「ラブレス(LOVELESS)」や「エポカ(EPOCA)」とったブランドを展開しているが、在庫超過を回避するためにセール販売を強化したことで、全体の粗利益率が悪化した。

三陽商会は2026年2月期の連結業績予想は修正していない。売上高は625億円(前年比3.3%増)、営業利益は33億円(同21.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は41億円(同2.3%増)を見込むとしている。最終利益に対する進捗率は、6月末時点で0.8%と厳しい出だしとなった。

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