資生堂がインナービューティー事業でツムラ、カゴメと提携

資生堂は、インナービューティーブランド「シセイドウ ビューティー ウェルネス（SHISEIDO BEAUTY WELLNESS）」を2024年２月に立ち上げ、第１弾としてツムラ、カゴメと共同開発した商品を国内で発売すると９月20日に発表した。

「シセイドウ ビューティー ウェルネス」は、一人一人が肌、身体、心の調和が取れた、健康的な美しさを実現することを目指したブランド。立ち上げの背景の一つとしては、昨今の「ウェルビーイング」の考え方に対する意識の高まりと共に、美容に関心の高い消費者層からインナービューティーへ注目が集まっていることがある。

ツムラとは東洋医学の知見を活かした商品を、カゴメとは野菜の力から着想を得た商品を共同開発していく予定だ。資生堂は、すでにツムラと共同で肌の不調を改善する和漢成分の組み合わせを発見したという研究成果も発表しており、今後食品などのインナービューティーケア商品に応用していく。

「シセイドウ ビューティー ウェルネス」は、2025年以降中国をはじめとするアジア地域での展開も予定している。資生堂は、本プロジェクトを今後10年で数百億円規模の事業に発展させる構えだ。