資生堂は11月10日、同日開催された取締役会において、来期以降の新しい経営体制について決議したと発表した。代表取締役社長CEOの魚谷雅彦氏は代表取締役会長CEOになり、次期社長には中国事業を担当する藤原憲太郎常務が就任する予定だ。新体制は2023年1月1日付けで、藤原氏は2023年3月に開催される定時株主総会での取締役選任決議を経て、その後の取締役会において代表取締役に選任される予定。藤原氏は1966年生まれで岡山県出身。香川大学大学院農学部を卒業後、1991年に資生堂に入社。ドイツやパリ駐在を経て、韓国資生堂の取締役社長、資生堂の執行役員中国地域CEOなどを歴任してきた。