ギャップ傘下の「アスレタ」がアリシア・キーズとパートナーシップ契約　国際女性の日を記念するコレクションや助成金も

ギャップは1月25日、同社が擁するアスレジャーブランドの「アスレタ（ATHLETA）」がグラミー賞アーティストのアリシア・キーズ（Alicia Keys）とパートナーシップを締結したと発表した。今後「アスレタ」とキーズは共同で、アイテムの製作、助成金プログラムのローンチ、独自のコミュニティコンテンツを通じた女性のエンパワーメントに取り組む。キーズは、メンターおよびアドバイザーとして同ブランドの「パワー・オブ・シー基金（Power of She Fund）」助成プログラムに参加し、女性の福祉をサポートする同ブランドのデジタルコミュニティである「アスレタ・ウェル（Athleta Well）」での会話を通じて女性とコネクションを形成していく予定だ。

キーズは、常に女性のエンパワーメントに声を上げてきたアーティストの1人で、彼女の誕生日である1月25日に今回のパートナーシップが発表された。ギャップは、「キーズは幅広いキャリアを、自分自身や自身が持つ真の力を見つけることに費やしてきました。アスレタのプラットフォームであるPower of Sheとともに、健康、ウェルネス、女性支援への彼女の継続的な取り組みをサポートします」とコメントしている。

また、キーズは、「女性が自分の力を発見し、受け入れ、それを自分で所有することを奨励したいという私と同じ想いを持つアスレタに惹かれました。私たちは、女性の独自性、ボディポジティブ、そして私たちの内なる計り知れない力を示すライフスタイルを創造することを目的としています。生き残るだけでなく、繁栄する時が来ました。これらの製品が、あなた個人の力・可能性を増幅し、心地よく感じるための新たな手段になることを願っています」と想いを綴っている。

3月8日の国際女性の日を記念して、「アスレタ x アリシアキーズ」コレクション第1弾がローンチされる。サイズ展開はXXSから3Xまでで、「アスレタ」公式ECサイトおよび小売店で発売される。同コレクションのアイテムは、キーズのスタイルと、「アスレタ」の全ての人に向けたインクルーシブなデザインが組み合わされ、女性が自身の身体を力強く感じることができるようなものになっている。同ブランドは日本未上陸のため、国内での発売は未定。

今回のパートナーシップの中核となる「パワー・オブ・シー基金」は、特にBIPOC（Black, Indigenous, and People of Color・黒人、先住民、有色人種）コミュニティで福祉の活性化に取り組んでいる女性・少女・企業・組織を支援する助成プログラムで、2022年6月から次回の受給申請が開始される。受給者はキーズ自身によって選出される予定だ。