毎年1回セレブ達が奇抜な格好をしている写真とともに流れてくる「メットガラ」というワード。なんとなく大きいパーティーだと分かっていても、詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。そこで、今日から「メットガラ」をもっと楽しめるように「メットガラ」について紐解きます。
「メットガラ」を一言で表すと、ファッションアイコンとなっているセレブ達がとびきりのおしゃれをして集まるパーティー。しかし、誰が、どうして開催しているのでしょうか。その答えはパーティーの会場にあります。会場はニューヨークのメトロポリタン美術館。この世界最大級の美術館のコスチュームインスティテュート(メトロポリタン美術館服飾研究所)のためのチャリティーイベントなのです。1948年から行われており、最近では1回の開催で米国ドルで8桁もの金額が集まると言われています。1995年以降の主催者は米国版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)です。
では、実際にパーティーでは何が行われているのでしょうか。「メットガラ」はコスチュームインスティテュートが毎年開催する展覧会のオープニングイベントです。そのため、セレブ達はレッドカーペットに登場した後、展覧会を観覧したのちにディナーを楽しみます。しかし、詳しいイベント内容はよく分かっていません。なぜならイベント内容は極秘で、招待客たちは「メットガラ」の開催中はスマホの使用を禁止されているからです。「メットガラ」の秘密主義は徹底しており、イベント前夜まで招待客は明かされません。ちなみにゲストは参加費がかかりませんが、チケットを購入するには3万ドルかかると言われています。
毎年世間を騒がせているセレブ達の衣装にはテーマがあります。2021年は「イン・アメリカ:ファッションの辞書」というテーマの元にセレブ達が着飾っています。このテーマは展覧会のテーマに沿って消えられています。毎年5月に行われている「メットガラ」ですが、昨年は新型コロナウイルスの影響で開催できませんでした。今年も5月開催は延期となり、9月13日に行われました。共同ホストは大坂なおみやビリー・アイリッシュ(Bille Eilish)、ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)、アマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)と、若くして世界中から注目を集めている4人が務めました。
次の開催予定は2022年の5月。この記事で「メットガラ」についてなんとなく分かったら、もっと楽しめるはずです。来年は誰がどんな格好で話題になるでしょうか。これからの「メットガラ」からも目が離せません。