国内外80カ所以上でナンタケットバスケット制作教室を展開するNew England Nantucket Basket Associationが、講師と生徒の作品を100点以上展示する作品展を軽井沢プリンスホテルで開催する。期間は8月27日と28日の2日間で、会場ではナンタケットバスケットや軽井沢に縁のある7企業がブースを出店し、ナンタケットバスケットとのコラボグッズや各企業のオリジナル商品を販売するなど、バスケットの展示のみならず物販イベントも開催される。
ナンタケットバスケットは、アメリカ東海岸にある避暑地としても人気のナンタケット島の伝統工芸品で、世界一美しいバスケットとも呼ばれる。フォーマルな席でも持つことが許される唯一のバスケットとして、アメリカを中心に世界へと広まった。かつてエリザベス女王へ献上されたほか、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)も愛用していたなど世界中のセレブにも愛用者が多い。このバスケットはひとつひとつ時間をかけて大切に作られ、形の種類の豊富さや組み合わせる木材によって一つとして同じものがないアイテムだ。
今回、ナンタケット島の空気を再現するのに環境などが適していることから、軽井沢での開催が決定した。軽井沢とナンタケット島には匂いや空気、自然の豊かさに対する価値観など通ずるものがあり、両者とも「避暑地」であるという共通点がある。昨秋に同様の展示会を開催し、コロナ禍にも関わらず300名以上が訪れた。今年は、どちらの土地も「避暑地」として好まれ、より楽しめる夏に開催となる。