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アンソニー・ヴァカレロが監修する、イヴ・サンローランのミューズへのオマージュ『唯一無二の女性』展が開催

Nov 9, 2022.高村 学Tokyo, JP
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© JANE EVELYN ATWOOD / AGENCE VU’

サンローラン・パリは、ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団との協業により『BETTY CATROUX - YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性』展を、11月19日から12月11日までの期間、東京・天王洲の「寺田倉庫 B&C HALL / E HALL」で開催する。イヴ・サンローランのファッションアイコンだったベティ・カトルー(Betty Catroux)へのオマージュとなる巡回展で、これまでにパリの「イヴ・サンローラン美術館」、上海の「上海当代芸術館(MoCA)」で開催された。

「ベディは時代の象徴である」と生前のイヴ・サンローランが語っていたように、今なお現代的なインスピレーションを与える存在であり、ベティ・カトルーはまさに「唯一無二の女性」だ。ベティ・カトルーは2019年にピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団に500点もの作品を寄贈し、その後すぐに財団のプレジデントであるマディソン・コックスとサンローラン・パリは、ベティ・カトルーに捧げる展覧会を構想し、「サンローラン」のクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)にその監修を任せた。今回の展覧会では、彼女が所有していたオートクチュールのコレクションを始め、「イヴ・サンローラン イヴ・ゴーシュ」のアイテム、そしてアンソニー・ヴァカレロによるベティへのオマージュを込めた作品が展示される。

「ベティは多くを語らなくともサンローランを体現します。魅力的でミステリアス、不条理ともいえる側面を持ち、とらえどころがないけれども誰もが憧れる存在。そのすべてがメゾンの根底にあり、ベティに会えばその存在の偉大さがわかるのです。彼女は、このメゾンが永遠に時代を超越したダイナミックな存在であることを示す生き証人です」と、アンソニー・ヴァカレロは語っている。一方のベティも、「私はアンソニー・ヴァカレロの佇まいがとても好き。心を揺さぶれられるの。本物のエレガンスと素晴らしい魅力を備えた人ね。彼のことが大好きよ。彼はサンローランの空気感や、ミステリアスなムードをよく理解している」とコメントしている。

ベティ・カトルーは、日本とも所縁があり、1975年11月にイヴ・サンローランらと来日している。1975年秋冬コレクションを発表し、イヴ・サンローランはその収益を日本の公益財団法人結核予防会に寄付している。そんな日本の地で開催される『唯一無二の女性』展に注目だ。

■『BETTY CATROUX - YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性』展概要
会期:2022年11月19日 – 12月11日
場所:東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL / E HALL

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