「バレンシアガ(Balenciaga)」は5月22日、ニューヨーク証券取引所で発表した2023年春コレクションショーにて、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションを発表した。今回のコラボコレクションは、プレタポルテを始め、シューズ、バッグ、ジュエリー、 アクセサリーがラインアップされており、「バレンシアガ」のブランドロゴの上に「アディダス」のスポーツまたはトレフォイルロゴのバッジがともなわれている。ショーを見た後すぐにオンラインで先行受注ができるというシステムを導入しており、すでにSNS上で着用した写真を投稿する人も見られる。ショーの来場者には、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)やイージーギャップ エンジニアード バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)で制作に携わるカニエ・ウェスト/イェ(Kanye West/Ye)、ニューヨーク市長のエリック・アダムス(Eric Adams)が会場に集結した。取引開始時に鳴らされるオープニングベルでスタートした本コレクションは、モデルがラテックスのボディスーツで顔まで全身を隠し登場。新型コロナウイルスやウクライナ戦争など、厳しい世界情勢を訴えかけるコレクションとなっていた。毎シーズン、ファッション業界に多大な影響を与えるデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)のクリエイティビティが今年も炸裂。まるで着ぐるみの様にボリューミーなチャンキーブーツやパッドで極端に膨らんだパンプスなどが登場している。本コレクションの目玉となる「アディダス」とのコラボでは、両者の持ち味が存分に発揮されており、ダッドスニーカーの火付け役となった「バレンジアガ」のトリプルSを「アディダス」の名作「スーパースター」にアップデートしたスニーカー(12万8700円)や、アイコニックなスリーストライプがあしらわれたデニムパンツやバッグ、海外セレブが御用達のヒール一体型のレギンスがラインアップされた。現在先行受注はすでに終了してしまっているが、11月より店頭でも販売予定だ。