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「コム デ ギャルソン」の川久保玲氏が文化功労者に選出 50年以上にわたってファッション業界を牽引

Oct 26, 2023.高村 学Tokyo,JP
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©︎コム デ ギャルソン Photo yoshie tominaga

日本政府は10月20日、2023年度の文化勲章受賞者と文化功労者を発表し、ファッションデザイナーの川久保玲氏が文化功労者に選出された。1969年に「コム デ ギャルソン(Comme des Garçons)」を設立した川久保玲氏は、1981年にパリ・コレクションに初めて参加し、50年以上にわたってファッション業界を牽引してきた。2017年には、川久保玲氏と「コム デ ギャルソン」に焦点を当てた展覧会「Rei Kawakubo/Comme des Garçons:Art of the In-Between」が米国・ニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)で開催され、世界的にもっとも影響力のあるファッションデザイナーのひとりであることを改めて印象付けた。

川久保玲氏は今回の選出について、「この度の受賞は、スタッフはもとより、産地、縫製工場など、常に服作りに協力を惜しまず助けてくださったたくさんの方々のお力があってこそとあらためて感謝いたします」と、スタッフを始め、服作りを共にしてきた仲間や取引先への感謝の思いを述べている。

さらに、「また、国がファッションを文化として認め、学術文芸を推奨することはこの分野の今後の発展にもつながって行く大きな励みになると思います。今の社会情勢、世界中で起きている悲惨な事に対して私は無力ですが、私なりに新しい表現を模索しながら服を作り続けることが、平和のあり方のひとつと信じて進みたいと思います」と、コメントしている。

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