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「ユニクロ」や「ヒューマンメイド」がサンプリングする「ピーナッツ」とは

Feb 17, 2023.Tokyo,JP
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「NIGO’s VINTAGE ARCHIVE展」の「ピーナッツ」コレクション

「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブ・ディレクター、「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)」の創業者、テリヤキ・ボーイズ(TERIYAKI BOYZ)のDJなど、世界中のセレブからも一目置かれている日本人のNIGO(52歳)。そんなNIGOのコレクションを展示した「NIGO’s VINTAGE ARCHIVE展」が2022年9月14日から11月13日までの期間、新宿の文化学園服飾博物館1階及び2階で開催されていた。セブツーでも取り上げた本イベントは、NIGOがこれまでに収集してきた「リーバイス(Levi’s)」「リー(Lee)」「ラングラー(Wrangler)」のデニムを始め、ワークウェア、アロハ、スカジャン、ミリタリーなどの超・超希少なビンテージアイテムが展示される内容だ。そんな会場で一際目を引くカラフルなスウェットのツリーがあった。それこそが今回注目したいビンテージの「ピーナッツ」コレクションだ。

そもそも「ピーナッツ」とは、米国ミネソタ州出身の漫画家、チャールズ・モンロー・シュルツが1950年にスタートした漫画である。スヌーピーや主人公のチャーリー・ブラウンの名前の方が日本では有名だが、「ピーナッツ」という「つまらないもの」というネーミングはアメリカ人にとって忘れられない名前だったであろう。当時は月曜から土曜の新聞に掲載される4コマ漫画であり、日本人でいうところの「コボちゃん」的存在だ。1965年にアニメがスタートし、日本に渡ってきたのは1967年のことだ。

NIGOが展覧会で飾っていた「ピーナッツ」コレクションも全て1960年製。アニメや漫画に人気が出始めた当時物で、ビンテージ特有の極端なラグランスリーブに染み込みのプリントが最大の特徴だ。希少な理由は言うまでもないが、圧倒的に数が少なく、状態が綺麗に残っているのが珍しいから。そしてこのコレクションの面白さはプリントの種類とカラーリングの豊富さだ。60年代という時代にキャラクターモチーフの洋服があまり出回ってないのも注目される要因だろう。

そんなビンテージコレクターのNIGOが立ち上げたライフスタイルブランド「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」から2月18日、「ピーナッツ」をモチーフにした「PEANUTS SWEATSHIRT」が販売される。人気のスヌーピーを筆頭に主人公のチャーリー・ブラウンの友達ピッグぺン、そして天才ピアニストのシュローダーが心酔する音楽家ベートーベンを「ヒューマンメイド」風にアレンジした3デザインの全5型がラインアップする。価格は33,000円。

さらにNIGOが2013年から2019年までクリエイティブ・ディレクターを務めた「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT(ユーティー)」から3月上旬、「レトロ ピーナッツ」コレクションが発売される。6型全てがラグランスリーブとなっており、価格は1,990円。

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