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そもそもアームカバーとは、汚れや紫外線から腕を守る役割のものであり、カゴに今晩の食材を入れ、サンバイザーにアームカバーをして自転車を漕ぐ主婦や、職員室で淡いチャックシャツの袖に鉛筆が付かないよう装着する事務員など、我々も普段からよく見掛けているアイテムだ。しかし、時代は令和。なんでもおしゃれに昇華してしまうZ世代の次なるターゲットこそが、アームカバーなのだ。
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ブームの根源はやはりY2Kだろう。K-POPアイドルや海外セレブがきっかけとなり、90年代〜2000年初頭に流行っていたものを現代風にアレンジすることが、今のトレンドの常識である。まさに90年代はアイディアの宝庫だ。今回のアームカバーブームは、学生の定番であるルーズソックスから派生ではないかとセブツー編集部では考えた。ミニスカートに2m越えのソックスを弛ませるあのシルエット。極端なボリュームが腕や足を細く見せ、単調になりやすい夏のファッションには丁度いいスパイスなのかもしれない。
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見た目だけでなく、冷房の効いたカフェやショッピングモールではカーディガンなどの羽織の代わりとなり、紫外線から肌も守ってくれる。腹見せやノースリーブが大流行中のZ世代には、出すとこを強調して守りもしてくれる便利アイテムなのだ。
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一概にアームカバーといっても種類がたくさんあり、「ユニクロ(UNIQLO)」や「GU(ジーユー)」では、キャップやスニーカーなどと合わせ易いスポーティ素材のUVカットアームカバーを展開。Z世代の味方「ウィゴー(WE GO)」では、ピチTやタンクトップに合うリブタイプや、ビビットカラー、シースルータイプなど多岐に渡るバリエーションを展開している。
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またニットと同素材のアームカバーをセットで販売するブランドや、自分でニットをカットしアームカバーを作るDIY女子などもいる。このままY2Kを引きずって冬に突入したら、アムラーやファーアイテムなどが流行ってくるのだろうか。セブツー編集部では引き続き、Z世代のトレンドを調査していく。