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着々と進行する巨人軍ファッション化戦略とは?

Jul 12, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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セ・リーグで首位を独走するヤクルトスワローズにかなり差(13ゲーム、7月10日現在)をつけられ2位に甘んじている読売巨人軍だが、その成績とは裏腹に華麗な「ファッション化戦略」が着々と進行している。

そのファッション化戦略の最新弾は日本のファッション界を代表する大御所デザイナーの山本耀司(1943年10月30日生まれ78歳)とのコラボユニフォームだ。山本耀司と言えば、誰もが思い浮かべるのは「黒」という色だ。それを意識して今回のコラボも「漆黒」が用いられた。「黒星」につながるというので、ユニフォームの「黒」は普通避けられるものだが、さすがに世界の山本耀司にそんなジンクスが通用するはずもない。

このコラボでのもうひとつのポイントは、ユニフォームの左上とキャップ(サプライヤーはNew Era®ニューエラ)に、筆記体で「Youji Yamamoto」のシグネチャーロゴが入ることだ。企業ロゴではなく、デザイナーロゴが入るのはNPB(日本野球機構)では初めてのことだし世界的にも例はなさそうだ。

実は巨人軍のユニフォームサプライヤーは2021年からミズノになっている。その前はアンダーアーマー(2015〜2020年)、アディダス(2006〜2014年)、その前は31年間にわたってデサント製だった。セ・リーグでユニフォームサプライヤーが認められたのは2006年からで、それ以来14年間はアディダス、アンダーアーマーと海外企業がジャイアンツのユニフォームサプライヤーだった。昨年からミズノになったのも、今回の山本耀司起用には影響しているかもしれない。

このコラボユニフォームは、9月6日〜8日に東京ドームで行われる横浜DeNAベイスターズ3連戦で監督、コーチ、選手が着用する予定だ。さらに各ゲーム先着1万5000人に「Yohji Yamamoto特別ユニフォーム」がプレゼントされる大盤振舞いがある。またプロコレクションユニフォーム、プロコレクションキャップ、ヘルメットシーンの3点を特性BOXに収めた記念グッズ「GIANTS × Yohji Yamamoto PREMIUM BOX」(11万円)も球団公式通販サイト「ジャイアンツオンラインストア」で7月31日まで受注販売される。ただし、このボックスに同梱されるユニフォームとキャップは、サイズや型が実際の試合で着用する選手仕様になっているので要注意だ。

さて、山本耀司とコラボしたユニフォームと並ぶ巨人軍のファッション化戦略は、やはり「ナンバーナイン」ブランドの創業デザイナーとして一部に熱狂的なファンを持つデザイナーの宮下貴裕による「タカヒロミヤシタザソロイスト(TAKAHIRO MIYASHITA The Soloist)」と「ニューエラ(New Era®︎)」が巨人軍とチームアップしたトリプルコラボコレクションだ。その第2弾はすでに今年2月5日に発売されている。宮下貴裕が手掛けたYGのオリジナルフォントを総柄化し、優れた通気性のJet Capにプリントしたキャップだ(1万890円)。またアパレル商品として初登場したのがフーディー(1万8590円)とロングTシャツ(1万890円)だ。

自分で創業した「ナンバーナイン」から離れ孤高のデザイナーとして「TAKAHIRO MIYASHITA The Soloist」を手掛ける宮下貴裕をコラボデザイナーに選ぶあたりに、これはかなりのファッション好きが巨人軍事業部にいるのではないかと思わせる。

いずれにしても、大御所山本耀司と孤高のデザイナー宮下貴裕による巨人軍ファッション化戦略は着々と進行している。

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