
欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は2月13日、構成銘柄の株価騰落率合計がプラス20.57%となり、全体として大きく上昇した。この日、指数を最も押し上げたのはアシックスで、株価は前日比344円高(+8.49%)の4,396円と大幅高を記録。構成銘柄の中でも突出した上昇率となり、「SVT グローバル」全体の押し上げに大きく寄与した。
アシックスが同日に発表した2025年12月期の通期連結決算では、売上高8109億1600万円(前年比19.5%増)、営業利益1425億1900万円(同42.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益987億1900万円(同54.7%増)と、主要指標がいずれも二桁成長を達成した。増収増益の内容が市場で好感され、株価上昇につながった。
特に成長が目立ったのが「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」で、売上高は1365億1900万円(前年比43.0%増)と初めて1000億円を突破し、カテゴリー利益は514億8900万円(同58.7%増)と大幅に拡大した。アジア市場を中心に販売が伸長し、欧米でもブランド認知が高まっている。直営店戦略の強化に加え、定番モデルの安定的な人気が収益拡大を後押ししている。
さらに「オニツカタイガー」は2026年1月1日、創業者・鬼塚喜八郎の生誕地である鳥取県にブランド初の専用生産拠点「オニツカイノベーティブファクトリー」を開設した。生産体制の高度化とブランド価値の向上を狙う取り組みで、3月には山下智久がデザイン監修したオリジナルモデル「MEXICO 66 NM L9」を世界1000足限定で発売する予定だ。こうした話題性も、ブランドの存在感を一段と高めている。
この日の「SVT グローバル」では、「スポーツ&アクティブ」セクターが全体を牽引した。ルルレモン・アレスティカは前日比4.06%高、ナイキは3.32%高、アンダーアーマーは2.28%高とそろって上昇した。一方で、「オールバーズ(allbirds)」を展開するオールバーズは1.64%安と続落し、銘柄間で明暗が分かれた。
「ラグジュアリーグループ」セクターでは、LVMHが1.96%安、エルメス・インターナショナルが1.24%安と下落した一方、ケリングは1.12%高と続伸した。「ウォッチ&ジュエリー」セクターでは、リシュモンが0.87%安、スウォッチグループが0.13%安と軟調な動きとなった。
また、「グローバルアパレル」セクターでは、ファーストリテイリングが1.24%高と堅調に推移した一方、「ザラ(ZARA)」を展開するインディテックスは0.70%安、ヘネス・アンド・マウリッツは1.41%安と下落した。
アシックスの好決算を受けた急騰に加え、日本勢の底堅い動きとスポーツ関連銘柄の上昇が重なり、この日の「SVT グローバル」は力強い上昇となった。スポーツ&アクティブ分野への資金流入が続くかどうかが、今後の「SVT グローバル」の動向を左右しそうだ。


















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