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通期での黒字化を目指すバルミューダの中間決算は約13億円の最終赤字から3100万円の黒字に転換 

Aug 8, 2024.セブツー編集部Tokyo,JP
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家電製品の「バルミューダ(BALMUDA)」を展開するバルミューダは8月8日、2024年12月期の中間決算(1月1日〜6月30日)を発表した。売上高は63億3000万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は9100万円の赤字(前年同期は6億9500万円の赤字)、親会社株主に帰属する中間純利益は3100万円(同13億8500万円の赤字)と、営業赤字は縮小し2期ぶりの最終黒字だった。

バルミューダは、韓国や北米など海外での売り上げが好調だったが、日本での売上高は前年同期から4.8%減となる39億9500万円だった。日本ではリベイク機能付きのトースターなどのキッチン関連の製品が売り上げを伸ばしたが、空調やクリーナーなどが前年同期を下回った。

バルミューダは2021年に携帯端末事業に参入し、5Gスマートフォン「バルミューダフォン(BALMUDA Phone)」を開発・発売したものの、売上不振で2023年5月に撤退。この撤退に伴い第1四半期に特別損失を計上したことで、2023年12月期の通期決算は20億7100万円の最終赤字だったが、今期は通期での黒字化が見えてきた。

一方で、家計消費は外向けの需要にシフトしており、さらに物価上昇による実質賃金の減少や記録的な円安ドル高で、バルミューダを取り巻く外部環境は厳しい状況が続いている。こうしたことからバルミューダは同日、2024年12月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は128億円(修正前は132億円、前年比1.6%減)、営業利益は3000万円(同1億5000万円、前年は13億7500万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は5000万円(同1億円、同20億7100万円の赤字)に修正した。

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