
イオングループでカジュアルファッションを手がけるコックスは1月8日、2026年2月期の第3四半期決算を発表した。累計の売上高は111億2100万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は11億9700万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億900万円(同8.7%減)と、減収減益となった。
コックスは、イオングループ内で中価格帯ファッションを担う中核的な存在だ。主力の「イッカ(ikka)」に加え、「LBC」「ノーニード(NO NEED)」など複数ブランドを展開し、日常着領域での安定供給を強みとしてきた。
足元では、その中核である「ikka」の再定義に取り組んでいる。環境配慮や暮らしの質を前面に押し出した新コンセプト「ikka THE BEAUTIFUL LIFE GREEN STORE」への転換を進めており、2025年11月末時点で累計110店舗のリニューアルを完了。一方、既存店売上高は前年同期比2.9%減と、立て直し途上にあることも数字が示している。
マーケティングでは、ファッション誌「InRed」などとのタイアップ企画を展開し、タレントの太田博久(ジャングルポケット)を起用したプロモーションも実施。Eコマース売上高は前期比1.8%増と、リアル店舗が伸び悩むなかで下支え役を果たした。
コックスは2026年2月期通期業績予想として、売上高158億円(前年比3.3%増)、営業利益13億円(同2.9%増)を見込む。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は10億2800万円(同14.1%減)と、利益面では慎重な見通しを示した。
店舗刷新とブランド再構築は一定の進捗を見せるが、数字が明確に反転するには至っていない。イオングループの中価格帯ファッションを担う存在として、コックスが次に示すべきは「何を強みに再成長するのか」という答えだ。今期は、その準備段階にある。






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