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Japan|銀座2強から3強へ、GINZA SIX開業1周年で売上高600億円達成

May 9, 2018.セブツー編集部Tokyo, JP
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4月20日に開業1周年を迎えたGINZA SIX(ギンザ シックス、以下G6)は初年度売上目標600億円、来館者数2000万人を達成したと発表した。3月27日に開業した東京ミッドタウン日比谷が掲げた初年度売り上げ目標は130億円で、それと比べるとお隣銀座のG6の初年度売り上げ目標600億円は、ミッドタウン日比谷の商業エリア延床面積は約18,000㎡、G6の同面積は約47,000㎡で、施設の規模は違えど気が遠くなるような数字である。600億円と発表した時は報道陣から驚きの声が上がったが、某テレビ番組で北海道の人が東京で行きたいところと聞かれて「G6!」とあがるくらい知名度は浸透している。

松坂屋が閉店した時期の売上高は約150億円程度で、当時700億円程度だった銀座三越と松屋銀座の2強体制が鮮明だった。しかし、G6は百貨店ではなく都心のショッピングモールで業態は違うが、松坂屋と比べて面積がほぼ倍増していることもあり(松坂屋銀座店の延床面積は約25,000㎡)、銀座の三越、松屋と並んで3強の一角を占めるようになった。他の2店についてはバッティングしているという声はなく、相乗効果が上がっているという評価である。

親会社のJ. フロント リテイリングの2018年2月期決算は売上高が前期比3.8%増の4699億円で百貨店事業での免税売上高が同1.6倍の479億円と伸長した。G6の免税売り上げの割合は平均して30%前後なので、今後売り上げが伸びるとしたらインバウンドか松坂屋が得意とする外商だろう。その2つを合わせた施策が、最近発表された海外のラグジュアリーモールと提携した、上顧客の相互送客の開始だ。初年度売上高はしばらく超えられないというのが新規店舗売り上げに関する定説だが、果たしてG6はこの定説をくつがえせるか!

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