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Japan|世界中のウォッチラバーを魅了するNY発のメディア『ホディンキー』の日本版がローンチ

Dec 5, 2019.高村 学Tokyo, JP
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左:『ホディンキー』のベンジャミン・クライマーCEO、右:『ホディンキー ジャパン』の関口優編集長

2019年11月18日、アメリカ・ニューヨーク発のメディアで、世界中の時計愛好家たちを惹きつけている『ホディンキー(HODINKEE)』の日本版がローンチした。『ホディンキー』は、2008年にCEOのベンジャミン・クライマー(Benjamin Clymer)が開設したブログからスタートしたメディアで、現在は200カ国以上に読者がおり、毎月4000万人のユーザーが訪れるほどにまで成長した。2012年には「ホディンキーショップ(HODINKEE SHOP)」を立ち上げ、Eコマースも展開している。今年、日本に初上陸したスイスの腕時計ブランドで、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のオフィシャル・タイムキーパーを務めた「チューダー(TUDOR)」がアメリカに初上陸した際には『ホディンキー』がサポートしている。これまでにシンガーソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran)といった著名人も取材に応じ、熱心な時計コレクターぶりを披露している。「『ホディンキー』は、アートやデザイン、エンジニアリングに対して愛や情熱を持っている人に向けたメディアだ。そして、レガシーというものを信じる人たちに送りたい」と、ローンチ時に来日したベンジャミンCEOは語る。

『ホディンキー ジャパン(HODINKEE Japan)』の編集長には、前職でも時計専門誌の編集長を務めた関口優氏が就任した。関口編集長は、「アメリカの市場は、時計愛好家のコミュニティが顕在化していることが特徴だが、米国版『ホディンキー』はそのコミュニティを強固につなぎ合わせる役割を担っている。日本においても同じ手法で時計ファンの拡大を目指していく」と語り、さらに「ブランドからは、我々の読者やユーザーのコミュニティに対して非常に期待されている。エンドユーザーとつながりたいと思っている企業は多い。一方で、日本には時計の細部に息づく職人技にまで感性が行き届く方が非常に多くおり、そういった方々からは待望のメディアが上陸したとビビッドな反応をいただいている」と、多方面からの手応えを感じているという。

ベンジャミンCEOは、『ホディンキー』を「重厚でありながら遊び心がある」と表現する。例えば、時計専門メディアでありながら、記事のなかでは「時間」をあえて表記しない。それも遊び心だ。「私たちはラグジュアリーに対して他のメディアとは異なったアプローチをとってきた。私たちが参入する以前は、例えばシャンパーニュとキャビアといったような、いかにもフランスっぽいアプローチばかりだった。それもたまにはいいが、共感できるかというとそうではない。それよりも、日本のウイスキーとコールドブリュー・コーヒーといったような組み合わせの方が遊び心があって面白い。こうしたコンテンツを作り続けることで、オーガニックで読者は広がっていく。実際、我々はほんのわずかなマーケティング活動しかしていない」と、語る。

今回、『ホディンキー』と日本におけるパートナーシップを結んだ相手がハースト婦人画報社だ。「2018年に来日した際にニコラ・フロケ(Nicolas Floquet)社長に会い、友情を育んできた。ハースト婦人画報社はとてもイノベイティブな企業だ。新しいものに対してオープンであり、技術に対する投資も積極的だ。こだわりを持ち、ひとつひとつに対する注意も怠らない。そして、なによりも平等を信じている企業だと感じている」と、ベンジャミンCEOは語り、同社との相乗効果をともに高めていく考えだ。

2020年秋には雑誌版『ホディンキー マガジン(HODINKEE MAGAZINE)』も発行する。時間というレイヤーを重ね、読者とともに成長していく『ホディンキー』の日本での今後の展開に注目だ。

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