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Japan|アジアに初上陸した「コンプリートワークス」、創業者をDSMでインタビュー

Jan 10, 2019.呉ステファニーTokyo, JP
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銀座にあるローズベーカリーで朝、温かいジンジャーティーを飲みながら、ロンドンのジュエリーブランド「コンプリートワークス(Completedworks)」のアーティスティック・ディレクターであるアンナ・ジュズベリー(Anna Jewsbury)にインタビューする機会を得た。目の前に並べられたゴールドやシルバーのピアスやイヤリングは一見すると無作為にねじれているだけのようだが、しかしそれは意図的に作られた形だ。それらのなかで耳からつり下げるタイプのゴールドのイヤリングに引き寄せられた。まるで黄金色の小川が私の耳からこぼれ落ちているようで、久しぶりに贅沢な買い物をしたいという衝動に駆られた。

5年前にアンナと兄のマーク・ジュズベリー(Mark Jewsbury)が「コンプリートワークス」を設立して以来、抽象的なアイデアを身につけられるものとして表現することをブランドの哲学としてきた。 ブランド初期のコレクションである「Pillars(ピラーズ=柱)」は、ヴァチカンとウェストミンスター寺院の採石場から集められたヴェルデ・アンティコという大理石を素材として使用していた。 「VOGUE」「Interview」「Wallpaper」「Vanity Fair」といった雑誌からアプローチを受け、2015年にはBritish Fashion Council(ブリティッシュ・ファッション・カウンシル)による、最もイノベーティブなブランドを選出・支援することを目的とするプログラム「Rock Vault(ロックヴォルト)」から、才能があり革新的なジュエリーブランドとして選ばれた。今回、ブランドにとってアジア初上陸となり、2019年1月中旬に銀座の「ドーバー・ストリート・マーケット(Dover Street Market)」で発売される予定だ。

アーティスティック・ディレクターであるアンナ・ジュズベリー(Anna Jewsbury)

SVT:「コンプリートワークス」のブランド名の由来について教えてください?

Anna: 作家、ミュージシャン、職人などがそれぞれの専門分野で成功を収めるように、20年か30年後には私たちも目標を達成した人になることを目指していました。つまり人生のなかで影響を受けた経験を振り返るように、いろいろな「works=作品」を通して、「completed = 完成」するジュエリーを作りたいと考え、このブランド名を名付けました。

SVT:  ジュエリーは時間や費用がとてもかかりますよね。オックスフォード大学では数学と哲学を学ばれたバックグランドを持つあなたが、表現の場としてジュエリーを選ばれたのはなぜでしょうか?

Anna: ジュエリーの素晴らしいところは、自分のペースで作品が作れることです。 安定していて、一貫性があり、無駄が少く、そしてより親密なものです。 最近、手作りの工芸品を好む人が増えていると思います。私たちのコレクションは、哲学、人生の局面、歴史、政治運動、そして芸術からインスパイアされ、粘土から形を探り転がすことから物理的な作業に入っていきます。 当初はジュエリーブランドを作る考えはありませんでしたが、私が込めたい思いが全て取り入れられることができると思い始めました。通常は年に1回、コレクションを考え、6ヶ月ごとに商品をいくつか加えていきます。

SVT: アジアで、特に立ち上げたいと思う場所はありますか?

Anna: 今の時代はほぼ全て繋がっているので、上陸する場所を考えるより、ブランドの理念と合う店舗を考える方が大事だと思います。アジア初上陸が日本でとても嬉しいです。日本人は服装や外見がおしゃれだと思います。「ドーバー・ストリート・マーケット」や「伊勢丹」、そして今後は「トゥモローランド(Tomorrowland)」でも取り引きすることになるでしょう。

SVT: マーケティングには多くの手法があり、最近ではファッションショーとコラボしているジュエリーブランドも増えました。どのようにして事業を拡大してきましたか?

Anna: まさにそうですね。私たちもニューヨークのファッションブランド「ロゼッタ・ゲッティ(Rosetta Getty)」とNYFWでコラボしました。そして、以前のコレクションでは、アーティストのエカテリーナ・バゼノバ ・山崎(Ekaterina Bazhenova-Yamasaki)とも手を組みました。彼女は本当に才能がある素晴らしい方で、さまざまな媒体を用いて作品を作っています。最近では陶芸作品を発表していて、将来またご一緒したいと思います。さまざまな分野の人と仕事をすることは、作品を通してお互いに影響を及ぼし合うことができます。

SVT: ブランドを始めた頃のデザインと現在とを比べると、どのような変化がありました?それから、次のコレクションはどんなアイデアをお考えですか?

Anna: これまでに5つほどのコレクションがありましたが、私にとっての変化といえば、以前は暗い色を使用していましたが、最新のルックブックでは鮮やかでカラフルな色使いをしていることです。 たぶん、子供を産んだからね(笑)。今後はより多くのコラボレーションを検討していますし、エカテリーナとの陶芸でのコラボレーションをしたいと思ってます。

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