モデルの梨花がプロデュースするブランド「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」が、年内をもって国内にあるすべての店舗を閉鎖すると、梨花本人がInstagramを通じて発表した。今年1月、台湾に期間限定店を出店し、海外初出店を果たしたばかりであった。
「メゾン ド リーファー」は、2014年1月に代官山の1号店がオープン、梨花の生き方そのものに共感する女性に支持され、ピーク時には代官山の1店舗だけで年商20億円を売り上げていたという。2011年12月に「代官山 T-SITE」がオープンしたことによる恩恵もあり、梨花のファン以外も取り込み驚異的な売上を誇っていた。
梨花は、自身のInstagramで「目まぐるしく過ぎていく今の時代、私自身、思考や求めるもの、大切にしたいことが、だんだん変わっていく中で心を保ちながら私の力不足も含めてこの大きなビジネスを保つことが、とても難しいと感じるようになりました。もがきあがきながら至らない事だらけの私でしたが、精一杯かけぬけた7年間でした」と綴っている。
業界関係者によると、「ほとんどの時間と情熱を『メゾン ド リーファー』に注いでいた」というほど強い思い入れがあり、全店舗の閉鎖は苦渋の決断であったと思われるが、充電期間を置いて再び新しいチャレンジが始まることを期待したい。