Japan｜キャロットカンパニーの快進撃に学べ！

繊研新聞の9月5日号P6のファッショングッズ売上高ランキング（メーカー・卸）を見ていたら、上位陣は▼のオンパレードである。なお翌日の同紙9月6日号には訂正があって、第4位のエースの売上高及び全社売上高は330億2000万円の誤りで前年比+0.7％ということであった（第3位にランクアップとのことだ）。まあそれでも大勢は変わらないが、注目して欲しいのは、第11位のキャロットカンパニーの118億円（+34.1％）である。ご存知「anello（アネロ）」ブランドで今や日本のバッグ業界のスターになった大阪の企業である。今回また前年からの伸び率は34.1％ということだから、以前のような爆発的な拡大ではないにしても、まだ勢いは続いているのだろう。まだまだガマ口リュックを見かけない日はないが、最近は様々なバリエーションのバックパックやバッグが登場している。今年6月決算で年商100億円企業になったわけだが、来年はどこまで伸ばしているだろうか。失礼な言い方だが、ガマ口バッグ一発で100億円企業になったシンデレラストーリーだが、アイデア一発でこうなるわけで、大事なのはこういうアイデアを生み出せる人材が社内に育つ環境が企業内にあるかどうか。もう一度、苦境に喘ぐ企業はこの辺りを再点検してみてはどうだろう。そういう再点検ができていないから苦境に陥っているのかもしれないが…。