「リーバイス(Levi's)」を手がけるリーバイ・ストラウスは2020年1月30日、中国で展開する店舗のうち約半数を休業にすると発表した。新型コロナウイルスによる感染拡大が深刻な状況で、店舗を休業にするブランドが相次いでいる。「リーバイス」は昨年10月に、新型コロナウイルスが最初に発生した武漢に約700平方メートルの旗艦店をオープンしたばかりだが、一旦休業する。売上高に占める中国の割合は3%程度だが、「短期的な業績への影響が出る可能性がある」と、ハーミット・シング(Harmit Singh)最高財務責任者(CFO)が予測している。さらに新型コロナウイルスへの対策として、全社員に中国への渡航を禁止し、また中国から他国への渡航も禁止した。アパレル業界では「ザラ(ZARA)」と「エイチ・アンド・エム(H&M)」、ジュエリー業界では「スワロフスキー(SWAROVSKI)」も武漢を含め、湖北省を中心に店舗を臨時休業している。