対話アプリ大手のLINE株式会社は2019年7月25日、「LINE Converge Thailand 2019」を開催し、タイで新しい消費者サービスを始めることを発表した。LINEは、タイでの生活インフラになることを目指し、新しいビジョン「Life on LINE」に基づいたサービスを展開していく。「LINEショッピング」を始め、「LINE Miniアプリ」「LINE MANグローサリー」「LINEメロディ」「スマートチャンネル」といったタイ市場向けに開発されたサービスを順次スタートしていく。LINE Thailandによると、タイ国民の約6割がLINEを利用している。
LINEは、タイでの3つの戦略として、OMO(Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)、フィンテック、AIを掲げている。OMOは、オンライン-オフラインの垣根を越えてLINEアプリがユーザーの生活をさらに便利で快適なものにしていくことだ。フィンテックは、革新的な金融サービスを提供していくことで、AIは、高度にパーソナライズされた情報をユーザーに提供していくことだ。
2019年7月にLINE Thailandの新CEOに就任したばかりのピチェート・レルクプリーチェ(Phichet Rerkpreecha)は、「私たちが真剣に取り組む『Life on LINE』とは、常にユーザーを最優先に考え、ユーザーのニーズを満たす安全で安全なプラットフォームを構築することだ」と語った。