ルックホールディングスの今期　「デンハム」の減収はイルビゾンテでカバー

ルックホールディングスは2020年2月13日、2019年12月期の通期連結決算を発表した。売上高は439億900万円（前年比0.2％減）、営業利益は16億4200万円（同0.9％減）、当期純利益は19億5300万円（同9.8％減）だった。国内においては、デンハム ・ジャパンを連結から除外した影響もあり、売上高は252億2800万円（前年比7.5％減）と苦戦したが、韓国においては、売上高は167億6200万円（前年比5％増）と好調だった。昨年7月1日に「イル ビゾンテ（Il Bisonte）」をグローバルに展開するIl Bisonte S.p.A,を傘下に持つBisonte Italia Holding S.r.I.の全持分を取得し、ルックHDにとって最大の収益源であるイルビゾンテ事業の安定化を目指す。

2020年12月期の連結業績予想は、売上高は440億円（前年比2％増）、営業利益は17億円（同3.5％増）、当期純利益は12億円（同38.6％減）を見込む。ただ、新型コロナウイルスの影響で
第2四半期（2020年1〜6月）は、大きな苦戦を強いられることを予想している。売上高は207億円（前年比2.9％減）、営業利益は3億円（同53.5％減）、当期純利益は2億円（同57.4％減）と大幅な減益を見込んでいる。