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Japan|MTG今月上場、IPO公開価格設定が高過ぎる?!

Jul 6, 2018.セブツー編集部Tokyo, JP
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7月にオープンする「SIX PAD」の未来型ジム

今年最大のIPOと注目されたメルカリの上場から2週間が経った。初日は公開価格3,000円に対して初値5,000円、初日最高値6,000円となったが、現在は4,310円(7月6日時点)まで下がっていて、初値で買った人は全員損を抱えている状況だ。1株当たり当期純利益の10〜20倍が株価として妥当な値だが、上場前の同社の2017年6月期決算では69億9000万円の当期純損益を計上していて、そもそも赤字だったので3,000円という少々高額な公開価格はほとんどメルカリと証券会社の都合で決定された価格である。実際メルカリ公開株の当選確率は35倍(主幹事証券会社:大和証券による)で投資家からの関心の高さ表れていたのだけれども、この感じでは初値5,000円への復帰にはかなり時間がかかりそうだ。

メルカリと同様に公開価格が高いのではと感じるのが、トレーニングギアの「SIXPAD(シックスパッド)」や美顔ローラーの「ReFa(リファ)」で知られるMTG(エムティージー)だ。7月10日に東証マザーズへ上場を控える同社の決算は米国基準で、2017年9月期の売上高は453億2500万円、経常利益61億2000万円、親会社株主に帰属する当期純利益43億600万円、1株当たり当期純利益(EPS)は134.41円で、妥当な公募価格はEPSの20倍の3,000円くらいだが、実際公募価格範囲である仮条件は現在5,290円~5,800円と予想されかなり高い。MTGの将来性に期待し、購入する一定の層がいると見込んでの価格設定とは思うが、株価があまりにも現状と乖離すると初値が最高値になるという最悪の状況を招きかねない。

上場企業や証券会社からすれば公募価格は高ければ高いほど利益が出るので良いが、メルカリやバロックジャパンリミテッド、かつてのサマンサタバサジャパンリミテッドのように上場初日以来株価が下がり続ける株を買ってしまった一般投資家は、売るに売れず損をし続け、その企業にとっても悪いイメージが先行してしまって、決してプラスにはならないのだ。話題性に気を取られず、我々一般人は企業の収益性や将来性をしっかり見極めたいものだ。

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