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Japan|これは「詐欺」と言われても仕方ないMTGの株価

Jul 18, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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中国のパートナーの太陽昇の郭鴻旭・総裁とMTGの松下剛・代表取締役社長

シックスパッド(SIXPAD)」などのトレーニング機器を展開するMTG(東証マザーズ)の株価が最安値を更新している。子会社のMTG上海における不適切な会計(実際に消費者が買った売り上げか納品した売り上げのどちらを売り上げにするかの認識の違い)が明るみになったのと、中国での極度な売り上げ不振が原因だ。この売り上げ不振は中国での新EC法の実施により転売目的の爆買いが急減したことが主因だ。

7月12日の株式取引終了後には、2019年9月期の連結業績予想を、売上高では従来の510億円から395億円(前期比32.3%減)へ、営業損益を10億円の黒字から75億円の赤字(前期は69億500万円の黒字)、最終損益を6億2000万円の黒字から85億円の赤字(前期は40億200万円の黒字)へ下方修正した。このため株価も、7月12日(金曜日)の終値は1183円だったが、上場来安値を更新し、1000円をやっとキープするような綱渡りの展開になっている。MTG株は昨年7月10日の東証マザーズへの新規上場時には、公開価格の5800円を大きく上回る初値7050円を付けて、7月12日には株価は8120円の最高値をマークした。その後の1年間で、なんと株価は8分の1にまでなってしまったのだから、「シックスパッド」や美顔ローラーの「リファ(ReFa)」人気に煽られて高値つかみした投資家には「詐欺」と罵られても仕方ない展開になっている。

 

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