
「マルディメクルディ(Mardi Mercredi)」を手掛ける韓国のピースピーススタジオ(PIECE PEACE STUDIO)が、6月8日に韓国の新興株式市場のKOSDAQへ新規株式公開(IPO)する予定だ。
「マルディメクルディ」は2018年にスタート。ブランド名はフランス語で「火曜日と水曜日」を意味し、花柄スウェットやロゴアイテムを中心に韓国Z世代や日本の若年層から支持を集めてきた。ローンチからわずか7年で売上高1000億ウォン(約110億円*)規模へ成長しており、近年の「K-Fashion」ブームを象徴するブランドのひとつとなっている。
2025年の売上高は1025億4400万ウォン(約112億8000万円、前年比5.6%減)、営業利益は153億2200万ウォン(約16億9000万円、同53.0%減)、当期純利益は112億900万ウォン(約12億3000万円、同36.0%減)だった。利益水準は低下したものの、海外展開やブランド投資を加速しており、今回のIPOを通じてさらなるグローバル展開を本格化させる考えだ。
日本市場では、2024年6月に東京・代官山へ旗艦店をオープン。さらに2025年7月には大阪・茶屋町にも出店している。「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」でも展開しており、日本国内での認知拡大を急速に進めている。
また、中国市場でも攻勢を強める。これまでのライセンス事業をベースに、2026年に入ると直営進出を本格化。オンラインとオフラインを連動させた販売戦略を軸に、現地パートナーシップやマーケティングを強化し、アジア全域でブランド存在感を高めていく方針だ。
今回の上場で調達した資金は、海外市場拡大に加え、新規IP開発や新ブランド立ち上げ、新カテゴリー開発などへ投資する計画。単一ブランド依存から脱却し、ライフスタイル領域まで含めた事業拡大を狙う。
近年の韓国ファッション市場では、「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」のようにグローバルブランドへ成長するケースが増加している。特に東大門(トンデムン)系やデザイナーズ発のインディーズブランドが、SNSとECを武器に急成長し、IPOにまで到達する流れは、「K-Fashion」の勢いを象徴している。
*1韓国ウォン=0.11円換算(5月27日時点)














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