ミラノコレクションを主催している、非営利団体のイタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana以下、CNMI)は2月5日に、来場困難な中国企業の参加を可能にする「中国団結キャンペーン(Chinese solidarity campaign)」を発表。インスタグラムで「中国と共に(China, we are with you)」という画像を投稿した。
新型コロナウイルス流行で、多くの航空会社が中国路線を運航停止、大勢の中国ファッション企業がミラノコレクションへの参加が困難となり、「エンジェル チェン(ANGEL CHEN)」や「リコストル(RICOSTRU)」は既にミラノでのファッションショーの中止を決定した。CNMIによると、参加予定の中国の中で、来場不可になったのは約80%を占めている。
「中国団結キャンペーン」はオンラインで即時の情報更新、事前録画映像、インタビュー映像などを通じて、来場できなくても参加を可能にすることを目的として行われる。その中では、8名の若手中国デザイナーが録画映像で、ファッションハブマーケットへの参加を含めている。インスタグラムでの投稿で、「ファッションと文化で、壁ではなく、国々の架け橋を築こうと思っています」と述べた。
2020-21年秋冬のウィメンズ・ファッション・ウイークは、2月18日から24日まで、ニューヨークを皮切りに各都市で開催される。