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「モエ・ヘネシー」がテュイルリー庭園を再緑化するルーヴル美術館のプロジェクトを支援

Sep 11, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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© Moët Hennessy

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下の「モエ・ヘネシー(Moët Hennessy

)」は9月9日、仏・パリのテュイルリー庭園(Tuileries Garden)のグランデ・アレーを再緑化するルーヴル美術館のプロジェクトを支援すると発表した。同ブランドは、社会的および環境的イニシアチブの一環として、ルーヴル美術館が長年にわたって支援してきたクラウドファンディングキャンペーン「Tous Mécènes!」にパトロンとして参加する。

「Tous Mécènes!」キャンペーンの目的は、テュイルリー庭園を再緑化し、昔の姿に復元することで、これまでには、92本のニレの木がグランデ・アレーの中央の小道に沿って植えられたり、26個の石のベンチが改装され、庭園が元の姿に近づいた。

「モエ・ヘネシー」のサステナブル開発ディレクターのサンドリーヌ・ソマー(Sandrine Sommer)は、「このサポートは、多くの持続可能な開発活動に長い間関わってきたLVMHのワイン・スピリット部門にとって当然の選択です」と述べている。

2020年に、土壌の再生と生物多様性の保全を目的とする「Living Soils Living Together」プログラムを立ち上げた「モエ・ヘネシー」にとって、「Tous Mécènes!」プロジェクトはまた、長い間大切にしてきた「文化」と「遺産」にも共鳴する。同プロジェクトは、生物多様性の保全と歴史的庭園の持続可能な管理に関連する義務を橋渡しするため、特に社会的意義があると考えられる。さらに、環境や生物多様性に関する課題に対する一般の認識を高めるのにも役立つため、同プロジェクトは教育面における注目度も高い。

テュイルリー庭園は1564年、テュイルリー宮殿に緑の楽園を望んでいたカトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Médicis)の命令で作成された。1664年には、造園家アンドレ・ル・ノート(André Le Nôtre)によってフランス王ルイ14世(Louis XIV)のために再設計され、主な中心軸の両側が木立に囲まれる現在の姿が出来、フランスの庭園スタイルの傑作として称えられている。

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