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Japan|マッシュHDは2ケタ増収ながら微増益。その課題は何か?

Nov 15, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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本当に好調な日本のアパレルメーカーというのがあるとすれば、マッシュホールディングスは本当に数少ないその1社ということになるが、その8月連結決算が発表になった。主要数字は以下の通り。

売上高:787億円(前年比11.8%増)
営業利益:55億円(同0.4%増)
営業利益率:7%(前年比0.5ポイント低下)
期末店舗数:国内400(純増53)、海外173 (純減9)の合計573

営業利益の伸びがきわめて小さかったのは、海外事業のほとんどを売り上げる中国の市況低迷によるものだという。アパレルを手掛けるマッシュスタイルラボは10%の増収だったが、連結の増収幅が11.8%だったのは、ビューティー事業のマッシュビューティーラボとウェルネス事業のマッシュスポーツラボが絶好調だったためと同社。マッシュビューティーラボは前年比34.9%の大幅増収だった。マッシュビューティラボで特に売り上げを伸ばしたのは「セルヴォーク(Celvoke)」と「トーン(to/one)」のオリジナルブランド。さらにウェルネス事業のマッシュスポーツラボはデイリーウェアやセレクトのスニーカーが好調だった「エミ(emmi)」が前年比35.4%増と絶好調だった。ビューティー部門とウェルネス部門以外で好調だったのは26%増収のEC事業。うちファッションは23%増、ビューティーは10.9%増だった。全社的なEC化率は18%(前期16%)だった。

絶好調とはいえ、ビューティー事業やウェルネス事業の全社に占める割合はまだ合わせて10%程度の水準であり、アパレル事業のウェイトは高い。ビューティーやウェルネスのシェアが20%、30%と伸びていかないと、「日本のライフスタイル企業でまだまだ成長している企業」というレッテルは早晩はずされてしまうことになる。アパレル中心からの多様化が急務だろう。

今期の目標は売上高830億円、営業利益率7.6%。重要投資部門はビューティー事業とEC事業だという。

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