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リシュモンの2022年第3四半期はパンデミック前の水準を大きく上回り好調 前年比32%増の約7300億円を売り上げ

Jan 23, 2022.西岡愛華Tokyo, JP
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リシュモン(Richemont)は1月19日、2022年第3四半期(2021年10〜12月)の決算を発表した。売上高は、56億5800万ユーロ(約7297億円*)で、前年の売上高41億8600万ユーロからは32%増加した。さらに、前々年の売上高41億5600万ユーロと比較しても、全ての地域・チャネル・事業領域においてそれぞれ2桁の増加があり、パンデミック前の水準を大きく上回り、今後の更なる売上成長の加速も期待される。

地域別では、南北アメリカでの売上高が前年比55%増と全体の成長を牽引し、続いてヨーロッパでは同42%増、中東・アフリカでは同30%増、中国では同7%、アジア・太平洋地域では同18%増を記録した。日本単体では3億8900万ユーロ(約501億円*)の売上があり、前年比22%増、前々年比16%増だった。

流通チャネル別では、小売が最も強力なチャネルパフォーマンスを生み出し、小売での売上高は34億ユーロ(約4385億円*、前年比45%増)だった。ECでの売上高は10億2500ユーロ(約1322億円*、同19%増)だった。この結果からは、消費者が実店舗でのショッピングに戻ってきていることがわかる。

事業領域別では、「ブチェラッティ(Buccellati)」「カルティエ(Cartier)」「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef&Arpels)」などで構成されるジュエリー部門での売上高は33億4300万ユーロ(約4311億円*、同38%増加)で、最も業績の良い領域となった。その他、ファッション&アクセサリー部門は6億1000万ユーロ(約786億円*、同37%増)、非常に好調だったウォッチ部門は9億7700万ユーロ(約1285億円*、同25%増)だった。

*1ユーロ=128円換算(1月23日時点)

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