
「西武渋谷店」の閉店、そしてバイオ素材開発のスパイバーの私的整理。ファッション&ビューティ業界の構造変化を象徴するネガティブなニュースが同時に浮上した一日だった。だが、「SVT インデックス」はそれとは逆方向に動いた。
日本国内のファッション&ビューティ関連97銘柄で構成される株価指数「SVT インデックス」は3月25日、11,036.5ポイント(前日比+1.13%)で取引を終え、2日続伸した。時価総額合計は38兆9137億円と、前日から約4370億円増加した。97銘柄のうち約9割が上昇し、全面高に近い展開となった。ただし、指数の押し上げは一部のメガブランドに大きく依存している。
2026年3月25日
SVT インデックス:11,036.5ポイント(前日比+1.13%)
上昇を主導したのは、「グローバル・メガブランド」セクターだ。とりわけファーストリテイリングが指数寄与度でプラス48.53ポイントと突出し、全体を強く押し上げた。良品計画もプラス19.17ポイントと続き、この2社だけで「SVT インデックス」の上昇の大半を担った。
前日の3月24日は、HUMAN MADEがストップ高となり、個別銘柄に資金が向かう分散型の上昇が目立った。それに対し、この日は一転してメガブランド主導の上昇へと回帰。相場の主役は、わずか一日で入れ替わった。また、百貨店では三越伊勢丹ホールディングスや髙島屋が上昇し、インバウンド需要の回復期待を背景とした資金流入が続いた。ビューティでも資生堂が堅調に推移し、内需系セクターは比較的底堅さを維持している。
その一方で、「グロースアパレル」セクターでは明暗が分かれた。前日にストップ高となったHUMAN MADEは反落し、短期資金の流出が見られたほか、中小型銘柄の一部では戻りの鈍さも目立った。スポーツやウォッチなどの分野でも個別に買われる動きは見られたが、指数全体を押し上げるほどの力はなく、広く薄く上がる状態にとどまっている。
この日はほぼ全面高となり、「SVT インデックス」は11,000ポイント台を回復した。一方で、「西武渋谷店」の閉店やスパイバーの私的整理といった出来事は、ファッション&ビューティ業界の構造変化を改めて浮き彫りにしている。株式市場は回復の兆しを見せているが、その背後で進む現実の変化との乖離は、むしろ広がりつつある。
※「SVT インデックス」97銘柄
ファーストリテイリング、良品計画、ZOZO、アシックス、yutori、human made、TOKYO BASE、キューブ、クラシコ、TENTIAL、ミズノ、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼビオホールディングス、三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オー リテイリング、松屋、近鉄百貨店、丸井グループ、ユナイテッドアローズ、パルグループホールディングス、アンドエスティホールディングス、三陽商会、TSIホールディングス、オンワードホールディングス、ルックホールディングス、ワールド、三共生興、キング、コックス、ヤマトインターナショナル、ダイドーリミテッド、ワークマン、ハニーズホールディングス、しまむら、西松屋チェーン、インターメスティック、Japan Eyewear Holdings、ジンズホールディングス、ヨンドシーホールディングス、フェスタリアホールディングス、プリモグローバルホールディングス、ベリテ、カシオ計算機、セイコーグループ、シチズン時計、クロスプラス、マツオカコーポレーション、ドウシシャ、ダブルエー、ジェイドグループ、エービーシー・マート、チヨダ、ジーフット、AOKIホールディングス、はるやまホールディングス、青山商事、コナカ、ムーンバット、川辺、山喜、サックスバー ホールディングス、東京ソワール、ワコールホールディングス、MRKホールディングス、アツギ、シャルレ、タビオ、ヤギ、タキヒヨー、GSIクレオス、島精機製作所、セーレン、資生堂、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイル、MTG、ヤーマン、I-ne、ハウスオブローゼ、シーボン、アクシージア、プレミアアンチエイジング、ハーバー研究所、粧美堂、日本精化、長谷川香料、日本色材工業研究所、田谷、エム・エイチ・グループ、コタ、ビューティ ガレージ、アジュバンホールディングス、ミルボン







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