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欧米ブランド全面安でもアシックスが4%超で上昇率トップ 「SVT グローバル」は前日の反発から再び下落|3月18日

NEWMar 19, 2026.高村 学Tokyo, JP
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米国ブランドを中心にファッション&ビューティ株が反発した前日だったが、長く続かなかった。欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は3月18日、構成銘柄の騰落率合計がマイナス25.51%となり大幅に下落した。

この日の最大の特徴は、前日に上昇を牽引した米国ブランドの失速だ。ラルフ ローレンは2.19%安、タペストリーは2.04%安、PVHは2.05%安とそろって下落。VFコーポレーションやカプリ・ホールディングスも下げに転じ、前日の上昇は一時的な買い戻しにとどまった。

欧州ラグジュアリー株も軟調だった。LVMHは0.78%安、ケリングは1.58%安と下落し、プラダは2.19%安、フェラガモ・グループは2.50%安と売りが広がった。一方でエルメス・インターナショナルは0.38%高、ブルネロ クチネリは4.15%高と上昇する銘柄もあり、同じラグジュアリー分野でも値動きにはばらつきが見られた。

スポーツやビューティ分野にも売りが波及した。ナイキは2.99%安、アディダスは1.81%安、アンダーアーマーは2.08%安と主要ブランドが下落。ユニリーバも3.43%安となり、比較的ディフェンシブとされる銘柄にも売りが広がった。

こうした動きからは、前日の反発で見られた資金シフトが定着していないことが読み取れる。3月16日は全面的な買い戻し、17日は欧州と米国で明暗が分かれ、18日は再び全面安と、相場は短期間で大きく揺れ動いている。市場は依然として方向感を見いだせていない。

ただし、すべての銘柄が下落したわけではない。アシックスは4.87%高、ルルレモン・アスレティカは3.84%高と上昇し、大きく値を上げた。欧米ブランドが下落するなか、アシックスは上昇率はトップとなった。アシックスの2026年12月期の通期業績予想は、売上高9500億円(前年比17.2%増)、営業利益1710億円(同20.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1100億円(同11.4%増)を見込む。売上高、営業利益、当期純利益の主要指標すべては、前期に続いて二桁成長を視野に入れており、好調を維持している。不安定な相場が続くが、個別の材料や成長期待を背景に、一部銘柄には資金が流入しているといえる。

【参考】「SVT グローバル」上昇銘柄上位(3月18日)
銘柄名|騰落率
アシックス|+4.87%
ブルネロ クチネリ|+4.15%
ルルレモン・アスレティカ|+3.84%
バーバリー|+2.36%
インディテックス|+1.05%

※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない

※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ

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