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セブン&アイ・ホールディングスが傘下のセブン&アイ出版の事業を終了

Dec 29, 2019.高村 学Tokyo, JP
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セブン&アイ出版の公式HP

セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のセブン&アイ出版の事業を終了し、2021年春を目処に事業会社を清算する方針であると複数のメディアが報じている。セブン&アイ出版は1995年に設立され、同年10月に月刊誌『サイタ(saita)』を創刊した。その後、『レオン(LEON)』の創刊副編集長だった大久保清彦氏が参画し、2011年に『ローリングストーン(Rolling Stone)』日本版を発売し、2014年には『レオン』の創刊編集長の岸田一郎氏を編集長に迎え『マデュロ(MADURO)』を創刊、2015年にはモデル事務所イマージュの馬淵哲矢社長を編集長に迎え『ロフィシャル ジャパン(L’OFFICIEL JAPAN)』を共同発行し、矢継ぎ早に媒体数を増やし多角化戦略を推し進めていた。しかし、『ロフィシャル ジャパン』は2016年12月1日発売号をもって休刊し、『ローリングストーン』はCCCミュージックラボ社へ、『マデュロ』はMADURO社へ運営を移管していた。主力雑誌であった『サイタ』は2018年7月6日発売号をもって月刊誌から適時刊行誌へと刊行サイクルを変更したものの、今日までに発行されたのは1号のみでほとんど休刊状態だった。2018年2月期には約2億5300万円の最終損益、2019年2月期には2億3200億円の最終損益で、赤字が続いていた。セブン&アイ・ホールディングスは、不採算事業の見直しや構造改革を進めているが、その一環として今回の出版事業清算の決断に至ったようだ。

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