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Japan | WEF5周年記念シンポジウムにユニクロ柳井社長が登壇

Jul 13, 2018.Tokyo, JP
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尾原蓉子WEF名誉会長(左)と柳井正ファーストリテイリング会長兼社長(右)

ファッション業界で働く女性の活躍支援を目的にした、一般社団法人ウィメンズ・エンパワメント・インファッション(Women's Empowerment in Fashion以下、WEF)は、設立5周年を記念して7月5日にシンポジウムを開催した。今回のシンポジウムでは、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が登壇し、WEFの尾原蓉子名誉会長と対談を行った。
柳井社長は「UNIQLO(ユニクロ)」をアメリカに初出店したときのことを振り返り、「ニューヨーク郊外のショッピングモールに3店舗を同時オープンしたが、『UNIQLO』のことを誰も知らないから売れなかった。大量にある在庫を処分しなければいけなくなったときに、ソーホーの本部の近くにオープンしたら3店舗よりも売れた。そこで、これが僕たちの道だったのではないか、ということに実践して初めて気付いた。ここで世界最大の店舗を開いたら成功するのではないかと思い、3300㎡の物件を借りてオープンした。僕が書いた本の『一勝九敗』の通り、失敗の連続の中で次はこういうことをやったら成功するのでは、というヒントを掴み、そしてそれを実行することが大事」と語った。「女性にもぜひ、ひょっとしたらできるのではないか、ということを考えて一生懸命やってほしい。失敗することの方が常で、成功することの方が難しい。失敗することを恐れずに、もし大成功したらというイメージを持って実践してほしい」とエールを送った。

その他にも尾原名誉会長が聞き役になり、ファッションビジネスの今後について、ECやリアル店舗の在り方、一緒に働きたい人材についてなどを語った。最後に「男性にだけではなく、女性にも『Girls be ambitious』という言葉を送りたい。野望を持って、自分の達成したいことを突き詰めて考えること。そうすれば上手くいくと思う」と述べた。


寺崎志野WEF代表理事

6月21日に行われたWEFの定時総会およびその後の理事会承認を経て、代表理事に寺崎志野氏が就任した。前代表理事の尾原名誉会長は、今後もWEFの活動をサポートし、世界を見据える日本企業の女性活躍のさらなる支援を目指す。

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