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Japan|ファーストリテイリングの雑誌編集長引き抜き続く。次は?

Jun 28, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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「ユニクロ」銀座店

「SEVENTIE TWO」が既報したように、雑誌「オーシャンズ」の太田祐二・編集長(1972年生まれ、47歳)は6月15日付で同誌を発行するライトハウスメディアを退社したが、その後、「ユニクロ(UNIQLO)」を企画・製造・販売するファーストリテイリング社(FR)への入社が決まったようだ。役職は明らかにされていない。

太田氏は「レオン」(主婦と生活社)で編集長としてのキャリアをスタートさせたが、それ以前はブリヂストン社に勤めるサラリーマンだった。FRで何をするのかは不明だが、太田氏がFRへの入社を切望していたということはたぶんないだろう。大手ヘッドハンティング会社によるスカウティングか柳井正・FR会長兼社長による指名ではないのだろうか。FRによる雑誌編集長のスカウトは、太田氏が初めてではない。昨年はマガジンハウスの「ポパイ」の木下孝浩編集長(1968年生まれ、51歳)がやはり昨年5月1日でFRに入社している。木下氏の待遇は執行役員。FRの執行役員といえば、FR社の年俸規定によればおそらく木下氏の年俸は最低でも1億8000万円。マガジンハウスの編集長の年俸がいくらか知らないが、少なくとも15倍にはなっているはずだ。柳井会長は「『ユニクロ』が真のグローバルブランドとして成長していくためには、これまで以上に情報の編集力が重要になる」と木下氏の入社の際にコメントしていた。

太田氏も、木下氏同様に情報編集力向上にかかわることになるのだろうか。

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