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「送料無料」を打ち出した楽天から急成長企業のワークマンが撤退

Jan 25, 2020.高村 学Tokyo, JP
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主に現場作業や工場作業向けの作業服を手がけるワークマンが、楽天が運営するショッピングモール「楽天市場」から2020年2月末で撤退すると複数のメディアが報じている。楽天が3月18日から実施する、3980円以上の買い物で送料無料とする方針を打ち出したことに対して、一方的な不利益の押しつけだと一部の出店者が反発していた。送料は事実上、価格に転嫁されることになるため、出店者の負担が増えることになる。

ワークマンは、作業者ではない一般消費者向けのカジュアルウェア業態の「ワークマン プラス(WORKMAN Plus)」が消費者の圧倒的な支持を集めて出店を加速している。2020年3月末には、作業着との複合展開店も含めると167店になる見込みだ。2020年3月期では売上高733億6000万円(前年比9.6%増)、営業利益150億1000万円(同11.0%増)、経常利益163億円(同10.5%増)、当期純利益108億8000万円(同11.0%増)を予想しており、急成長企業の筆頭といえよう。ワークマンのような勢いのある企業が楽天から早々に離反したことで、楽天離れが広がっていく懸念がある。この問題は今後も注視が必要だ。

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