2003年4月に開業した六本木ヒルズが、開業15年を迎えて商業エリア内で大きなリロケーションを行った。特に注目は、六本木ヒルズにおいて売上高上位ブランドの「Zara(ザラ)」と「Diesel(ディーゼル)」だ。まず、「Diesel」が2018年1月をもって店舗を閉店した。その跡地には、「Zara」六本木ヒルズ店が移転する。外資系SPAで前年売上を維持している唯一のブランドである「Zara」がわざわざリロケーションする理由は定かではないが、かつて「Banana Republic(バナナリパブリック)」店があったノースタワー1階で日本では初となるショールーミングに特化したポップアップストアを開催中だ。そして、「Zara」跡地には「Beams(ビームス)」の入店が決定している。2016年に六本木ヒルズに開店した「United Arrows(ユナイテッドアローズ)」が好調で、他に「Estnation(エストネーション)」「Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)」が軒を連ね、セレクトショップにとっては相性の良い場所となっているようだ。