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「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムと洋服のサブスク「エアークローゼット」が東証グロース市場に新規上場

Jul 4, 2022.セブツー編集部Tokyo,JP
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クラシコムが手がける「短編ドラマ「ひとりごとエプロン」

ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコム(本社:東京都国立市、代表:青木耕平)と洋服のサブスクリプションサービス「エアークローゼット(airCloset)」を運営するエアークローゼット(本社:東京都港区、代表:天沼聰)が東京証券取引所グロース市場に新規上場する。

クラシコムは、8月5日に上場する。同社の主な収益の柱は2つあり、「北欧、暮らしの道具店」での商品の売り上げと顧客から受け取る送料及び決済手数料などからなるD2C事業と、同サイトへの広告掲載料からなるブランドソリューション事業だ。2021年7月期決算は、売上高は45億3200万円、営業利益は7億7900万円、当期純利益は5億7000万円だった。2022年7月期の業績予想は、売上高は51億4900万円(前年比13.6%増)、営業利益は8億2900万円(同6.4%増)、当期純利益は5億5000万円(同3.6%減)としている。2022年5月末時点の従業員数は80名で、上場による調達資金は人件費と広告宣伝費に充当する予定だ。「北欧、暮らしの道具店」のユーチューブ公式チャンネルは52万人以上の登録者数で、オリジナルの短編ドラマ「ひとりごとエプロン」も好調だ。今後はユーチューブからの収益も期待できそうだ。

エアークローゼットは、7月29日に上場する。同社の収益の大部分は、2022年2月時点で登録者数が70万人を突破している「エアークローゼット」の月額会費だ。2021年6月期決算は、売上高は28億8700万円、営業利益は3800万円、当期純利益は3億4400万円の赤字だった。2022年6月期の業績予想は、売上高は33億5200万円(前年比16.1%増)、営業利益は5100万円の赤字、当期純利益は4億2300万円の赤字としている。上場による調達資金は人件費やマーケティング費、レンタル用資産の購入資金などに充当する予定だ。洋服のサブスクサービスは、ストライプインターナショナルが運営する「メチャカリ(Mechakari)」や大丸松坂屋が手がける「アナザーアドレス(ANOTHERADDRESS)」などがある。アパレルショップの販売員を対象にしたアプリケーションサービス「スタッフスタート(STAFF START)」を運営するバニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表:小野里寧晃)が東証グロース市場への株式公開を検討しているとの一部報道もある。新型コロナウイルス禍によってファッション業界も急速に変革を求められているが、旧態依然とした事業ではなくこうした変化に対応できる事業を展開する企業が市場から求められている。

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