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花王はロシアへの商品の出荷と広告活動を停止 YKKは事業停止し「無印良品」は募金の受付を開始

Mar 16, 2022.Tokyo,JP
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ロシアが侵攻する以前のキエフ

現在ウクライナは、ロシアの軍事侵攻を受けており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると難民は3月15日時点で300万人を超え、民間人の負傷者は1000人を超えている。この状況を踏まえ、さまざまな企業がウクライナへの人道的支援やロシアでの事業活動の停止を発表しており、花王、YKK、良品計画といった各社も人道支援や事業停止を表明した。

花王は3月11日、人道的支援のため、既に国連難民高等弁務官事務所を通じて50万ユーロ(*約6,500万円)を寄付したと発表した。また、ベビー用紙おむつや生理用品などを日本の工業会を通じて寄贈するほか、国内外の花王グループ社員を対象に募金を呼びかけ国連難民高等弁務官事務所などへの寄付を予定している。事業に関しては、女性や乳幼児の衛生的な暮らしを最低維持できる製品以外の、ロシアへの輸出出荷と広告活動を停止すると表明した。

YKKは3月14日、経営理念に掲げる「公正」な視点で事態を見極め、また事業活動を継続する上でのさまざまな困難から、ロシアにおけるファスナーの生産・販売の停止を発表した。今後、故郷から避難を余儀なくされた人々が必要とする支援に積極的に取り組んでいくという。

良品計画は、3月15日から「無印良品」ネットワーク上で10円単位の募金ができる仕組み「無印良品の募金券」にて、「ウクライナ避難民への人道支援」募金の受付を開始した。募金額と同額を良品計画が加算し、合わせて特定非営利活動法人のジャパン・プラットフォームの「ウクライナ人道危機2022」プログラムに寄付する。寄付金は、ウクライナと近隣諸国で避難生活を送る人々への食料、生活物資、仮設住宅、水衛生、医療などの支援に充てられる。

※1ユーロ=130円換算(3月16日時点)

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